コラム執筆 河本 かよ

2017年01月15日

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

「便秘」で困っていませんか?

あけましておめでとうございます。 
年末年始は家族そろって楽しい時間を過ごしましたか? 
おじいちゃんおばあちゃんに会いに行って、
「おおきくなったねぇ! かわいいねぇ!」なんて、いっぱい声をかけてもらってきましたか?
子どもたちのことをかわいいねと言われると、うれしくなりますね。

親子そろって、楽しかった反面、普段会わない人に会って気疲れしてしまったことでしょう。
生活リズムが崩れてしまっていませんか? しっかり母乳やミルクを飲んでほしい。 
離乳食を食べてほしいと思っているでしょうが、まずは生活リズムが整うように心がけてくださいね。 生活リズムが乱れている間は、「便秘」になりやすくなります。 大丈夫ですか?
普段から、悩んでいる方もあるでしょう。 今回は「便秘」についてお話します。

便の排泄の発達を知りましょう

新生児~6か月頃・・・

うんちが直腸に溜まってくると、反射的に、すぐにやわらかい便が出ます

1歳頃・・・

うんちが溜まる感覚がわかりはじめ、水分が減り、固まった便になってきます。  

1~2歳の頃・・・

便の回数が減り、うんちがしたいと感じて、いきむので「あっ! 今うんちが したいんだ」とわかるようになってきます。我慢することは、まだ難しいので、トイレまで間に合わないこともありますが、叱らないであげてください。

3~4歳の頃・・・

うんちがしたいと感じたとき、トイレに行くまで我慢できるようになり、排便をコントロールする力が整ってきます。

4~6歳の頃・・・

うんちがしたい時に我慢をします。親が知らないうちに我慢をしていることがあり、便秘につながってしまうケースがあるので、気をつけてあげてくださいね。決まった時間に排便をする習慣をつけやすい時期なので、決まった時間にトイレに誘ってあげましょう。

こんな時は、「便秘」と考えましょう

  • 毎日、便が出ていても、うんちをするときに痛がり、肛門が切れて出血するような時
  • 5日以上出ていない、または出にくい時
  • お腹が張っていて機嫌が悪い時

大腸に便が長くとどまっていると、どんどん水分が吸収されて、ますます硬くなります。
出にくくなり、無理に排便しようとすると、肛門が切れて痛いので、排便を嫌がり我慢するようになります。 便が常に溜まっていて、直腸が広がっていると便意をもよおしにくくなるので、注意が必要です。 このように便秘の悪循環になってしまうと常に機嫌が悪く、母乳やミルクの飲みが悪くなります。 離乳食などを食べる量も減ってきます。このような状態が続くと体重増加不良につながります。 便秘が続くときは、小児科の受診をおすすめします。内科的な病気からの便秘ではないか診察を受けて、確認しましょう。

便秘を解消するために

生活リズムを整える

寝る時間、起きる時間、食事の時間を決める
おやつの時間もきちんと決めて、だらだら食べない

バランスの良い食事をする

食べているものが偏らないようにする
食物繊維がとれるように心がける

野菜・イモ類・きのこ類には「不溶性食物繊維」、海藻・果物・豆類には「水溶性食物繊維」が多く含まれ、便の量を増やし排便しやすくしてくれます。 「不溶性」と「水溶性」どちらも役に立つので、様々な食材を料理に利用しましょう。 またヨーグルトと一緒に摂ることで、乳酸菌のエサとなって、腸内の善玉菌が増えてきて便通が整います。 
食物繊維摂取を目的とする場合、スムージーには多く含まれますが、ジュースには少ないので、気をつけてください。

母乳やミルクの量、離乳食の量を含む1日の水分量を確認する

母乳やミルクを飲む量、離乳食を食べる量が少なくて、便秘になっている場合があるので、最近減っていないか確認してください。
1日の水分摂取量の目安です。水分は母乳やミルク、食べ物、飲み物から摂ります。
体重1㎏あたりで示します。(たとえば、生後6か月7㎏の赤ちゃんの場合、1日に910ml~1085ml必要になります。)

生後6か月: 130~155ml
1歳: 120~135ml
2歳: 115~125ml
4歳: 100~110ml
大人: 40~50ml

身体を動かす

自分で動くことのできない赤ちゃんは、パパやママがお腹をさすってあげたり、体を動かしてあげましょう。 ただし、優しく、赤ちゃんが嫌がらない程度に触ってあげましょう。
はいはいができるようになってきたら、一緒に体を動かす遊びを取り入れましょう。
体を動かし、腹筋がついてくると、ぐっとお腹に力を入れて排便できるので、排便がスムーズになる赤ちゃんが増えてきます。

決まった時間にトイレに行く

うんちが出そうという感覚がなくても、毎日同じ時間にトイレにいくことで排便のリズムがつく場合があります。 その時に、トイレが怖い、嫌な場所にならないように、子どもの好きな絵を貼るなどの工夫をして楽しい場所にします。 排便の習慣がついてほしいと大人の方に気 合が入りすぎていると、知らないうちに怖い顔になり、口調が厳しくなるので気をつけます。

毎日便が出ていなくても、食欲があり、機嫌が良ければ心配しなくてよい場合が多いです。
何よりも、うんちがしたいと感じたときに、我慢をしないことが大切です。
内科的に問題がなければ、色々試してみてください。 それでも解消しない頑固な便秘のときは、必ずお医者さんに相談しましょう。
便秘が解消してすっきりすると、赤ちゃんや子どもは機嫌が良くなり、
母乳やミルクがしっかり飲め、離乳食が食べられるようになります。
元気な身体作りにつながり、免疫力もアップ! 風邪予防にも有効です。 しばらく寒い日が続きますが、寒い時期にしか経験できない遊びがあります。 親子そろって、楽しく食べて、元気いっぱい冬を楽しんでほしいなぁと思います。

次回は「離乳食~幼児食について」お話する予定です。
~食べることが好きな子になるには、家族の笑顔と「おいしいね!」~

栄養士 河本かよ

参考文献 : 乳幼児の便秘 芽ばえ社

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