コラム執筆 辻中 公

2017年08月01日

ママに贈る魔法のメッセージ

節目の魔法!

日本の古き良き躾(しつけ)、昔から伝わる智恵を伝承している大和躾(しつけ)伝承学師の辻中公(つじなか くみ)です。
今回は「節目の魔法!」をお伝えしますね!

節目の魔法

日本の行事の中で大きな節目は様々あります。1月1日お正月、3月3日桃の節句、5月5日端午の節句、七五三・・・。会社では入社式、創設記念日。学校では入学式、始業式、終業式、卒業式。結婚式、成人式。これらは単なるセレモニーではなく、節目をつける事なのです。自然の中にも四季があります。その季節ごとの衣替えもして切り替えをするのです。これらの節目は今までの自分を一旦捨てて、次に生まれ変わる新しいステップアップになるのです。ザリガニが脱皮の度に成長していくようなイメージです。
幼稚園や保育園の卒園式では、今までお母さんや先生に全面的に支えてもらっていた殻を脱ぎ捨てる卒業をお祝いするのです。小学校の入学式は、今日から一人で小学校へ行く、自分で判断し行動する始まりをお祝いする式です。ステップアップの節目を迎えているのにいつまでも学校へ送り迎えをしてはいけません。子どもが自分で考えることを阻んでしまうからです。

子どもが成長していくために節目はとても大切です。実は大きな行事だけでなく、日々の生活の中に沢山の節目があることを知っていましたか?

例えば朝のあいさつで夜の休息から活動の朝に切り替わります。顔を洗うことで頭がすっきり切り替わります。いってきますということで、家から次の世界へいくことが出来ます。部屋を片付けることで部屋の氣が整い次の行動がスムーズになります。パジャマに着替えることで寝る体制になります。朝、着替えることで、正装ならきちんとした気持ちに、制服なら勉強するモードに、Gパンなら活動的に、スカートならおしとやかな気分になります。靴を揃えることでその場所のルールを意識出来るようになるのです。

常に日常生活の中で、節目という気持ちの切り替えで、次の行動を起こし易くする練習をしているのです。

しかし、ほとんどの人の生活はどうでしょう。テレビを見ながら食事を摂る。ながら食事。家族間であいさつをしない。一日中パジャマのまま。服装は乱れ、靴を揃えず家に入る・・・。けじめのない生活が当たり前になっていませんか?

子ども達も竹のように節があればある程丈夫に育ち、真っ直ぐに伸びていきます。せっかくの節を作るけじめのチャンスを逃しながら毎日を過ごしているのは勿体ないですよね。日々の当たり前の中にある大切なことを、今の子どもが大人になった時に伝えられるように、私たちが実行してお手本になろうではありませんか。

教えるということ

「その場その場に合わせた服を着るようにする」というのは、節目をつけるチャンスです。どこに行くにもラフなスタイルでも良いですが、お正月には新しい下着を揃える、お見舞いに行く時は派手な服装は控える、公園に行く時にはGパンでも、レストランに行く時には正装するなど、服装を切り替える事は大人が教えることです。服装を変えることで子どももその場に合わせた立ち居振る舞いが意識出来ます。レストランに行くのにGパンで、静かにしなさい、お行儀よくしなさいと怒られるより、ネクタイを締めたり、よそいきのスカートを履くだけで、子どもは足を揃えたりこぼさないで食事するよう気をつけるようになりますよ。気持ちが引き締まるので自然に行動も伴うのでしょうね。普段の食事でも、たまに箸置きを使う、フォークとナイフを使うのも良いでしょう。ぜひ、実行して下さいね。

 

大和躾(しつけ)伝承学師  辻中公(つじなかくみ)

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